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■ お花見ウォーキング
by 紫蘇野 ゆかり
日本中で毎年その開花を心待ちにされる‘さくら’ なんと幸せな花でしょう。
私たち日本人がこんなにさくらの花を心待ちするのはなぜでしょうか。
それは先ず、春を象徴する花であること。さくらが咲く頃はまだ冬の寒さが同居している時期です。でもさくらが咲けばその後は春本番となり、ぐっと暖かくなるという期待感があります。そして、日本の国花さくらは私たちの心を象徴する一つでもあります。又、満開のさくらは辺りをぱあーっと明るくし、気分まで明るくしてくれます。‘お花見’という形でその喜びを表現したくもなります。更に日本人はさくらのいさぎよい散り方に、自らの引き際、死に際もかくありたいという憧れがあるのだと思います。
こんな理屈はさて置いても、ひと言でいえば‘はな’が咲くと心がウキウキするのです。今年はどこでお花見をしようか、と何百年も昔から人々は想いを巡らせてきたに違いありません。
4月初め、私は今までとは少し違うお花見をしました。今年が節目の歳となるので、昨年から友人と構想を練って、小金井公園を源泉とする石神井川沿いを歩くお花見を兼ねた記念のロングウォーキングを実行しました。同い年の友人の他に、若草舍のメンバーも含む3人の同行の士を得て約14キロの道のりです。集合は朝10時に有楽町線の氷川台。駅の傍を流れている石神井川の橋の袂が出発点で、ここは練馬区です。
石神井川の両側にはソメイヨシノのりっぱな木が断続的に連なっています。その日は、開花から2週間近く経っていましたが、今春の寒さのお蔭でまだ満開に近く、花びらが少し散り始めたという状況でした。お天気にも恵まれ、やわらかい日差しを受けて歩くお花見は最高の気持ちよさです。“やっぱり私たちの行いがいいからよねー”なんて自我自賛しながら歩き始めました。
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